こんにちは!
Oliver kids のコラムをご覧くださり、ありがとうございます。
9月としては異例のインフルエンザが流行していますね。
埼玉県は今後、大きな流行が発生するおそれがあるとして、
インフルエンザ流行の「注意報」を出しました。
現在の形で統計を取り始めて以降、
9月に発表するのはいずれも初めてだそうです。
子どもがインフルエンザにかかったとき、
つらそうにしている子どもの姿を見ていると
「少しでも早く治してあげたい」と思うものですよね。
しかし、その対処法に困ってしまう親御さんは多いかもしれません。
そこで今回は、
知っているようで意外と知らない
子どもがインフルエンザにかかった場合の家庭での正しい対処法
についてご紹介します。
■インフルエンザかも!どうやって判断する?
子どもがインフルエンザに感染して急に高熱を出すと
「すぐに病院につれて行くべき?」
と受診のタイミングに悩みますよね。
子どもがインフルエンザにかかると、以下のような症状が表れます。
38℃以上の急な発熱
・頭痛
・関節痛、筋肉痛
・嘔吐、下痢
・喉の痛み
・咳、鼻水
喉の痛みや鼻水などから始まる風邪とは違い、
インフルエンザでは急に38℃以上の発熱が表れるケースが多くみられます。
発熱と同時に関節痛や筋肉痛などが表れることもあります。
尚、子どものインフルエンザで病院を受診するタイミングは、
症状が表れてから12~48時間以内が良いとされています。
これは発熱直後だと正確に検査ができず、
48時間を過ぎると治療薬の効果が薄れてしまうためです。
ただ子どものインフルエンザは重症化するリスクもあるため、
気になる症状がある場合は経過時間に関係なく早めに病院を受診してくださいね。
■家族から感染しないための予防
子どもを看病していると、親にもインフルエンザがうつってしまう場合があります。
そうなると、大変ですよね。
インフルエンザには、「飛沫(ひまつ)感染」と「接触感染」があります。
同じ空間で過ごし、同じものを共有することの多い家庭内では、
特に「接触感染」に注意が必要です。
・インフルエンザの流行期は、家族で手拭タオルなどを共有するのは危険です。
ペーパータオルなどの使い捨てのものをお勧めします。
・マスクも一度外したら捨てるようにしましょう。
ウイルスが表面に付着しているのでゴムの部分を持って外し、
その後は忘れずに手を洗いましょう。
・ドアノブ、テーブル、階段の手すり、トイレの水栓など、
金属類やプラスチック製のよく手を触れる場所は、
こまめに消毒することも大事です。
・また、緑茶を飲むことも効果的です。
緑茶には、抗ウイルス作用があるカテキンが含まれているので、
こまめに緑茶を飲んで、喉を潤してください。
ちょっとの心がけで対策できることがほとんどです。
家族みんなで協力して、インフルエンザ予防をしましょう!
■インフルエンザになった時の食事
「食欲はなくて当たり前」くらいに考えて無理に食べさせず、
子どもが食べられるものを食べられる時に与えましょう。
ゼリーやプリン、アイスクリーム、うどんやお粥など、食べやすいもの
なら何でもかまいません。
体力を落とさないためにも、無理のない範囲で食事を摂らせてください。
また、発熱が続くと脱水の危険があるため、
こまめな水分摂取を心がけてください。
インフルエンザを発症してしまった時の家庭でできる対処法についてご紹介しました。
いざという時にご参考になれば嬉しいです。
ですが、一番良いのはインフルエンザに感染しないこと。
予防接種を受けておくこともその方法の一つですが、
普段からインフルエンザにかからないような生活習慣を心がけることも大切です。
免疫力を高めるために、
栄養バランスの取れた食事や規則正しい生活リズムを心がけましょう。