こんにちは!
Oliver kids のコラムをご覧くださり、ありがとうございます。
自己肯定感ってよく聞く言葉ですが、どのようなものでしょうか?
「自信がなくていつもオドオドしてる…」
「どうせ……」という口癖が増えた
「もっと積極的になってくれたらな」
子どもに自己肯定感を持たせた方がいいことは知っていても、
「どうしたらいいの?」「褒めてるつもりなんだけど…」
と、うまくいかないことも多いですよね。
だからこそ子育ての中では一番重要視され、
どんな親御さんも「自己肯定感を持たせてあげたい!」
と切望しているのではないでしょうか?
本日は、自己肯定感がどういうものか、
自己肯定感を高めるために親ができること
についてご紹介します。
みなさまのお役に立てれば嬉しいです。
自己肯定感とは?
自己肯定感を大まかにいうと「自分を肯定する感覚」のことです。
具体的には
*自分に価値があることを分かっている
*自分の力を信じられる
*自分は大切な存在だと知っている
という意味になります。
どんな状況でも自己肯定感を高く保っていられるとは限りませんが、
もともと高い自己肯定感を持っている子は、
何か失敗したりつらいことがあったりしても
「またがんばろう」
という意欲がわいてくるものです。
では、子どもの自己肯定感を高めるために
親ができること・反対に避けたいこととは、
どのようなものなのでしょうか。
自己肯定感を高めるために大人ができること
『すべてを受け入れる』
とてもシンプルですが、子どものすべてを受け入れていれば
基本的に自己肯定感は高まっていきます。
*何か間違ったり失敗をしたりしても
「大丈夫、また次に頑張ればいいよ」「頑張ったんだから失敗じゃないよ」
と声をかけてあげる
*いけないことをしたときは
「これから気をつけよう」「やらないようにしようね」
と寄り添ってあげる
*できないことがあっても責めたり怒ったりせず、
あなたはあなたでいいんだということを伝える
このような対応をすると、
子どものなかに自分は大切な存在なんだ、
という気持ちが育ってきます。
『結果や才能ではなく過程を褒める』
結果ばかりを意識するようになってしまうと、失敗した時に
「自分はダメだ…」と感じてしまいます。
過程を認めてもらえると、
「結果はダメでも自分はよく頑張った!」
とポジティブに捉えられるようになるでしょう。
逆上がりができた、テストの点数が良かったなど、
親はどうしても結果を褒めてしまいがちです。
ですが、
「すごいね」「センスがあるね」「頭がいい」
といった結果や才能に対する褒め方では、
子どもは「親が自分そのものをちゃんと見てくれていない」と受け取ってしまいます。
良い結果に対しては
「毎日練習をがんばったからだね」といったように、
過程の努力を褒めることが大切です。
「きちんと見てくれている、認めてくれている」
と子どもが感じられるようにしましょう。
『子どもに役割を与える』
自己肯定感は、誰かの役に立つことで高くなる側面もあります。
たとえ簡単なことでも、家庭のなかで子どもに役割を与えると良いでしょう。
役割を与えられることは子どもにとって、家族の一員だという証でもあります。
例えば食事の前にテーブルを拭く、お箸を並べるなどの役割でも十分です。
やってくれたことへの感謝の言葉を忘れずに言うことで、
子どもは「自分は家族にとって必要とされている」と実感し、
自己肯定感を上げることができます。
親がやってはいけないこと
『子どもの言動や人格を否定する』
たとえば、子どもがうそをついたとき
「うそをつくような子はうちの子じゃありません」などと、
存在を否定するような言い方は避けましょう。
信頼している親に否定されると、
子どもは傷つき自分に自信が持てなくなってしまいます。
まずは子どもの気持ちを受け止め、
子どもが分かるように諭してあげましょう。
『正論で責めて逃げ道を作らない』
成長途中の子どもにはできないことがたくさんあります。
「いい子に育ってほしい」という思いは大切ですが、
あまりに完璧を求め過ぎると、
子どもは「自分は何をやってもダメなんだ」と思ってしまうことも。
何か注意をしたいときは、
逃げ道のない正論で責めるのではなく、
「私はこう思うよ」という言い方で、
優しく伝えてみてはいかがでしょうか。
『怒ったり怒鳴ったりする』
保護者の方に怒られたり怒鳴られたりして育った子は、
どうしても自己肯定感が低くなりがちです。
何かしようとしたときにその経験が頭をよぎり、
「怒られるといけないからやめておこう」
「どうせ怒鳴られるから、否定されるから」と
前向きな気持ちが持てなくなる可能性があります。
子どもの幸せな人生のためにも、
小さいうちから自己肯定感が高まるような態度や言葉かけを意識したいものですね。
ただ、忙しかったり、疲れていたり、なかなかできない時もありますよね
。既にたくさん頑張っていて、認めてもらいたいのは親も同じです。
子どもの自己肯定感を上げるためには、親側の余裕も必要です。
もし、余裕が無いと感じてしまうようなら、
自分の自己肯定感を高めていくことを優先していきましょう。
「子どもの自己肯定感が低いのは、あの時の私の対応のせいなの…?」などと、
子どもの好ましくない部分を全て親の責任だと感じてしまうと、
苦しくなってしまいます。
まずは自分自身を大切にすることを心掛けていきましょう。