こんにちは！

Oliver kids のコラムをご覧くださり、ありがとうございます。

小学生の子供を持つ親御さんは、

「自分の子供にどのくらい勉強をさせればいいのか」

「今の勉強時間で十分なのか」 

気になることも多いですよね。

無理やり机に向かい合わせて

「やりなさい」

と言ったところで、やる気がなければ身に付かない。

口うるさく「勉強しなさい！」

と言い続けるのも本意ではないですよね。

「勉強よりも遊んでいたい」

「学校で頑張ってきたのだから自由に過ごさせてあげたい」

というのが子どもと親の本音だったりします。

それでもやっぱり

「できるだけ長い時間勉強してほしい」

と思う方も多いですよね。 

そこで今回は、社内アンケートを元に

小学生の家庭学習のリアルをご紹介します。

１．どの位家庭学習してる？

ご家庭での勉強時間はどのくらいに設定すると良いのでしょうか。

よく言われているのが、

「学年×10分」、「学年×10分+10分」、「学年×15分」などです。

1年生なら15分、6年生であれば90分です。

では実際にどの位の時間勉強しているのか社内で調べてみました。

☆小学1年生女子

平日　10~15分（学童から帰宅後）

内容

音読、漢字など

※宿題は学童で済ませる。

☆小学2年生女子

平日　45分（晩御飯前or後）

内容

算数　10分

　国語　10分

　英語10分

　寝る前の読み聞かせ15分

※公文や塾など習い事のある日は行わない

☆小学2年生女子

1日　平均　30分（帰宅後おやつを食べてから）

内容

漢字・計算ドリルなど

☆小学5年生女子

平日　75分(晩御飯前or後)

内容

算数　30分

　国語　30分

　寝る前の読書15分

※公文や塾等習い事のある日は行わない

☆小学6年生男子

・月曜～土曜　90分（17時半～）

・日曜日　読書（好きな時に）

内容

算数　50分

　国語　10分（漢字のみ）　

英語・理科・社会（日替わり）　30分

読書：毎月お給料日に子どもが読みたい本を購入したり、

図書館を活用し、常に目に見える場所に本を置いておく。

※勉強系の習い事を行っていないため、

その他習い事のある日は車での移動時間やすきま時間に行う 。

学年ごと、どのような習い事を行っているかによって

家庭学習時間も大きく変わってきます。

２．勉強に適した時間帯はいつ？

次に、勉強に適した時間帯を考えてみます。 

大きく分けて

「学校から帰宅したあとの夕方」

「夕食後の夜」

「朝起きてから」

の3通りですが、

ライフスタイルや子どもの性格などを

考えて決めると良いでしょう。

社内の結果では

「夕食後」「おやつ後」

の２パターンでした。

自分に合った時間に勉強をする

親からすると、学校から帰ったらすぐに勉強をしてくれるのが理想です。

しかし、習い事があったり友達との約束があったり。

なかなか勉強ができませんよね。 

そこで、いつ勉強するのかにこだわるのではなく、

本人に合った時間にできるようにします。

実際に試して、本人に合っているタイミングを選びましょう。

夕方に勉強する

学校から帰宅して、夕食前までには勉強を済ませます。

親が夕食の支度をしながらリビング学習をさせて

様子をみることができるので、

この時間帯に勉強時間を設定しているご家庭が多いようです。

夕食前に勉強を終わらせておくことで、

「やるべきことは先にやる」という習慣がつきやすくなります。

夜はゆっくりと団欒やリラックスの時間

にあてることもできます。

夜に勉強する

本来、食後は消化器に血液が送られるため、

眠くなってしまい勉強には不向きであるとも言われています。

夜に勉強するメリットは、

暗記するのに適した時間帯であるという点でしょう。

就寝する1～2時間前に勉強することで、

睡眠時にその記憶を脳に定着させることができます。

学校から帰宅したら習い事がある場合や、

家族みんなで集中の時間として夜の時間帯を利用する

という場合に適しています。

寝る前もおすすめの時間帯です。

実は、寝る前に覚えた知識は定着しやすいと言われます。

そのため、漢字や熟語を暗記する学習内容は、

寝る前に復習することがおすすめです。

朝起きたら勉強する

朝は脳がクリアな状態にあり、勉強するには最適な時間帯です。

学校へ行く準備もあり、時間が限られていることから、

集中して取り組むことができるのもポイントです。

早寝早起きや、朝食をしっかり摂る習慣も

同時に身に着けることができます。

また、朝は「締め切り効果」があり、

より集中力を高めてくれます。

「〇時までに、学校にいかないといけないから、

勉強できるのは〇時まで」と終わりの時間が決まるものです。

終わりの時間が決まると、

だらだらせず集中して取り組めるでしょう。

算数の計算問題や国語の文章問題など、

思考力が必要な問題は午前中がおすすめです。 

家庭で勉強する時に工夫していること

１．外出しない土日は、家族みんなで勉強する

自分だけが勉強するのではなく、

みんなでやるということを大切にしている。 

２.親が教材を用意してテーブルにセットする

簡単で楽なプリントを選んだり、

選ぶ時間を省いて効率的に勉強時間を確保するため。

３.公文の推薦図書や、中学受験で扱われた本を読み聞かせする 

子どもが好きな本を読むことも大切ですが、

親が読んでほしい本を取り入れる。

4.全国統一テストなどの無料模試を活用して、苦手な単元を把握する

全国平均が出るので、勉強の目安ができる。

5.集中が途切れたら一旦やめて気分転換させる

勉強を嫌いにならないことを大切にしている。

6．平日は母親・土曜日は父親担当

教え方に偏りがないように父母で勉強の進行具合や苦手箇所を把握する。

それぞれの得意分野を活かして教える。

7.勉強しているプロセスをほめる

「今日も宿題をがんばったね」

「難しい問題も最後まで諦めず頑張ったね」

「日々の努力の賜物だね」

「鉛筆の持ち方がきれいだね」など

努力のプロセスを褒めることでやる気を掻き立てる。

いかがでしたでしょうか？

今回は、社内アンケートを元に、

小学生の勉強時間の目安や、

勉強する時に工夫しているポイントを紹介しました。

学力はこの先いくらでも取り返すことはできます。

「10分〜15分なんてできて当たり前」

と思わず、一生懸命にがんばっている時は

しっかりほめてあげてください。

この小さな積み重ねがきっと子供の勉強習慣につながります。

みなさまのご参考になれば嬉しいです。