こんにちは!
Oliver kids のコラムをご覧くださり、ありがとうございます。
自室学習よりもリビング学習がよい
と、見聞きしたことがある方は多いかもしれません。
よく聞くこの話、本当なのでしょうか?
まずは双方のメリット・デメリットを確認してみましょう。
自室学習のメリット
・静かな環境で集中できる
・兄弟から邪魔されない
・家族が気を遣わなくて済む
・勉強に適した机や照明がある
自室学習のデメリット
・勉強しているかしていないかが分からない
・楽しい誘惑がいっぱい
・冷暖房費などの電気代がかかる
・1人で勉強するのは不安でさびしい…
リビング学習のメリット
・子どもと親の距離が近くなる
・家族にわからないことを聞ける
・親が近くで勉強を見ることで、
テストの点数だけではわからない、
子供の得意・不得意などの細かいところも知ることができる
・親が近くにいる安心感からリラックスできる
・適度な雑音で集中力が高まる
・勉強に対するハードルが下がる
(「部屋に移動する」という手間が、
さらに勉強を面倒くさくしてしまうことも)
リビング学習のデメリット
・他の家族が気兼ねしてテレビなどを見られない
・親の指摘が多くなり、やる気をそがれる
・リビングが散らかりやすい
・無駄話が増えてしまう
・勉強に適した椅子ではない
・照明が暗い
リビング学習も子ども部屋での学習も
「絶対にこちらがいい!」とは言い切れません。
つまり、どちらが正解ではなく、
どちらに合っているかを上手に選択していくことがポイントです。
勉強は「自分の部屋でやるべきもの」
「必ずリビングで」
そういった思い込みや決めつけをせず、
「子どもの性格」や「学習内容」、
「家庭の状況」に合わせて柔軟に変えていくことが必要です。
最適な家庭学習の環境とは、どのようなものなのでしょうか?
「子供部屋がないから…」
「もともと集中力がないのよ…」
そんな諦めモードに入ってしまう前に、
ぜひこのページを最後まで読んでみて下さい^^
子供が「自宅で集中できる学習環境」というのは、
ご家族の協力とほんの少しの工夫で
誰でも簡単に作り上げることができます!
今回は、家庭学習の環境づくりについて、ポイントをご紹介します。
①やる気のでる「声かけ」
「もっとていねいに書きなさい」
「鉛筆の持ち方が違う」など、
子どもの勉強を見ていると、ついつい指摘したくなりますが、
これでは親が子どもに与える
学習環境で最大の弊害になりかねません。
なぜなら、親の不愉快な言葉によって、
勉強が不愉快だと刷り込まれてしまうから。
勉強自体が嫌いではないのに、もったいないですよね。
親の不愉快な言葉によって、
勉強が不愉快だと刷り込まれてしまわないよう、
否定から入らずに肯定的な言葉を子どもに投げかけてみましょう。
子どものやる気を引き出す家庭環境づくりの第一歩です。
➁勉強するスペースを決める
自室でもリビングでも重要なのは
その場所を勉強専用の場所にすること。
ダイニングテーブルでもいいし、子供部屋でも、
勉強するだけのスペースにすることで、
「場所」と「勉強行動」がひもづき、
勉強の習慣化が成功しやすくなります。
教科書やドリルを置き、
「その場所」に座ったら勉強モードに入ることを
毎日繰り返すのがポイントです。
③学習スケジュールを親子でたてる
勉強中に集中力が切れてしまう原因のひとつが、
その日にやる内容が決まっていないこと。
自分が今日何をすべきなのかがあいまいになっていると、
机に向かっていても「何をしようか」と考えてしまい
勉強に集中はできません。
まずはその日に勉強する範囲を明確にしておきましょう。
④集中力を妨げないよう、"誘惑"を隠す
勉強を効率的に進めていくためには
「いかに集中できるかどうか」にかかっています。
とはいえ、自宅での勉強ではなかなか集中するのは難しいです。
自宅での勉強を妨げる原因のトップ3は下記です。
・テレビ
・スマートフォン
・漫画
自宅で勉強するには、この3つを勉強部屋とは離しておくことが大切です。
⑤親が干渉しすぎない
目の前で子供が勉強している姿を見ていると、
親としては細かいところまで気になってしまいますよね。
つい声を出したくなりますが、
お子様は自身のペースで机に向かっているので、
かえって集中力を切らないようにしてあげましょう。
プレッシャーを与えないためにも、適度な距離感で
優しく見守ってあげることも大切です。
まとめ
お子さんが家で勉強する場所が、
自室でもリビングでも
それぞれメリット・デメリットがありますが、
ほんの少しの工夫とご家族の協力と
小さな工夫の積み重ねが何よりも大切です。
ただ、「勉強しなさい」と声をかけるだけではなく、
子どもが集中できる学習環境にも配慮してあげたいですね。