こんにちは!
Oliver kids のコラムをご覧くださり、ありがとうございます。
メタ認知能力とは
みなさんは「メタ認知能力」という言葉を聞いたことはありますか?
メタ認知とは、
「自分の感情・思考などを客観的に把握して言語化する力」です。
言い換えると、
「もう一人の自分の視点から、自分が考えていることや
感じていることを捉える力」
だと言えます。
他人の子どもの事は冷静に判断出来るのに
自分の子どもの事となると感情的になって失敗した!
って事もありますよね。
メタ認知能力が高い人は適切な判断・対応ができ、
コミュニケーション能力が高いと言う事になります。
子どもで言うと、泣いたり怒ったりしたときに、
メタ認知能力が高いと「なぜ自分が怒っている・泣いているか」
を理解することが可能なのです。
この能力の高い子どもほど、
自分の行動を振り返ってより良い方法を身につけたり、
人と自分の考え方の違いを認めたりすることができる
と言われています。
勉強の場合
例えば勉強がうまくいっていないようなケースでも、
「なんでうまくいっていないんだろう?」
「教材が合わない?」
「環境の問題?」
「モチベーションの問題?」
「睡眠不足?」
「そもそも必要な学習なのか?」
自分の現状を客観視し、
学習効率を改善することができるようになります。
自分で考えて修正していく能力。
親も子も身に付けていきたいですね。
どうすればメタ認知能力が上がるのか?
子どもが「メタ認知」を身に付けるために、
特別に何かをがんばる必要はありません。
「メタ認知」は普段の親子や友達との関わり合いの中でも
はぐくまれていきます。
家庭でできることとしては、
日頃から「人にはそれぞれ違う考え方があること」
を伝えるということが挙げられます。
たとえば、「〇〇君はこう思ったんだね。でも、ママはこう思ったよ」
と声をかけて、
おうちのかたの考えを積極的に伝えていくとよいでしょう。
そうすることで、自分とは違う考え方があることを知り、
他者の気持ちを理解する力につながっていきます。
子どもだけではなく、お母さんお父さんもこの能力を意識することで、
「お母さんは最後まで話を聞いていない」という発言についても、
「そう思ったんだね。ママがこれを伝えたかったんだよ」
とメタ認知を身に付ける対応ができるかもしれません。
「〇〇君はどうしてそう思ったの?」
と自分の気持を説明する機会をつくるのもよいですね。
そして、いずれは「お友達やお母さんはこういうことをやっていたな、
自分はこういうことをやっていなかったな」など、
自ら考え気付く力へとつながっていくでしょう。
まとめ
子どもも大人も日々、さまざまな成功と失敗をくり返し、
知識とスキルを得ていきます。
その中でメタ認知力を身につけられれば、
物事の結果に一喜一憂するだけでなく、
どのような点が特に影響したのかを分析して
次に生かすことができるでしょう。
子どもがそんな力を身につけるために、
親も学び続け、アドバイスしてあげられるといいですね^^