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こんにちは!
Oliver kids のコラムをご覧くださり、ありがとうございます。
みなさんは、「いい子症候群」という言葉を
聞いたことがあるでしょうか?
「いい子」というからには、悪くないどころか、
いいことのように思うかもしれません。
ですが、いい子症候群の子どもたちの場合、
必要以上にいい子であろうとする傾向があるのです。
いい子症候群とは
「いい子症候群」とは、
大人が求めるような「いい子」になろうとして自分を抑え、
親の言いなりになったり顔色をうかがって行動したりする
子どもの姿のことです。
いい子症候群チェックリスト
いい子症候群の特徴として、以下のような例が挙げられます。
ただし、これらの項目に当てはまるからといって、
すべての子どもがいい子症候群であるとは限りません。
あくまでも目安として考えてください。
□表情がいつもどこか暗い
□感情表現が苦手
□やりたいことや欲しいものなど自分の意見を言わない
□食べたいものを聞くといつも「何でもいい」「お母さんのいいものがいい」などと答える
□人とコミュニケーションを取るのが苦手
□テストでいい点数をとっても不安な様子
□必要以上に失敗を恐れ、正解だけを求める
□イヤと言ったり、反論したりしない
□ささいなことも自分で判断できない
□すぐに親や大人の指示を求めてしまう
いかがでしたか?
当てはまる数が多ければ多いほど、
「いい子症候群」である可能性が高まります。
では、いい子症候群になってしまう原因と、
対処法をご紹介します。
「いい子症候群」を引き起こす最大の要因
子どもを「いい子症候群」にしてしまう一番の要因として、
親が子育てで自分の欲求を満たそうとしていること
が挙げられます。
子どもへの期待が強すぎて、親が子どもに依存しているのです。
親と子どもは違う人間であり、子どもはひとりの独立した個人である。
そのことを忘れてしまうと、
親は一方的に自分の理想を押しつけて、
子どもはその期待に応えようと無理をしてしまいます。
「いい子にしなさい!」
「言うことを聞きなさい!」
「ほかの子はできるのになんでできないの?」
これらの言葉を言われるたびに、
子どもは親の期待に応えられない自分を責めるようになるでしょう。
できないことを残念がって失望した表情を見せたり、
子どもが関心のあることに興味が持てず、
子どもの気持ちを無視した行動をとっていませんか?
小さな子どもにとって、親は絶対的な存在です。
自分の本当の気持ちを伝えられる親子関係でなければ、
子どもはいずれ親に対して心を閉ざしてしまうでしょう。
親子の関係性こそが最大の要因です。
もしわが子が「いい子症候群」かもしれないと
不安を感じているのなら、
お子さんに対する言動を少し変えてみるといいかもしれません。
親が意識したい「いい子症候群」の対処法2選
子どもに決めさせる
子どもが自分で物事を決める機会を
たくさん作ってあげてください。
たとえば毎朝の洋服選びのとき、
親が決めたものを無理に着させたり、
子ども自身が選んだものにダメ出しをしたりしていませんか?
ついつい良かれと思って子どもに口出しをしたり
意思を確認せず代わりに決定したり、
代わりに行動してしまったりしてしまいがちです。
そうすることで、子ども自身が考え、
子ども自身で決定する機会を奪ってしまうことになります。
「○○ちゃんが選んだお洋服、可愛いね。
でも今日は寒くなるみたいだから、
もう少し暖かい格好をしたほうがいいと思うんだけど、どう思う?」
と、子どもの意見を一度認めてあげましょう。
親と子の意見は別ものだとお互いに認識することが大切です。
親と子が対等に意見を言い合える関係づくりを心がけてみてください。
ルールを厳しく決めすぎない
ルールを重視しすぎて大人の理想を
押しつけてしまわないようにしましょう。
家の中であれば、多少気ままに過ごしても誰にも迷惑はかけません。
のびのびと過ごすことで、
「自分の意思で行動してもいいんだ」
という安心感を与えてあげてください。
子どもがのんびり過ごしていると、
ダラけているように見えて心配になりますが、
「早く宿題をやっちゃいなさい!」と命令や指示をするのではなく、
「何時になったら宿題を始める?」と聞いてみましょう。
お子さんが自分の意思で行動できるように
促してあげることが大切です。
まとめ
「いい子でいてほしい」と願うのは親ならば当然です。
ですが、過剰な期待を子どもに寄せるあまり、
子ども自身が「親が望むいい子」であろうとすると、
いずれどこかで無理が生じてしまうでしょう。
そうならないためにも、親も子も理想を追い求めすぎずに、
子ども本来の個性を認めてあげることが大切ですね^^