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こんにちは!
Oliver kids のコラムをご覧くださり、ありがとうございます。
おそらく私たち親世代よりも、もっと大変な未来を生きていくことになる子どもたち。
わが子が「ストレスに負けない心」「逆境を乗り越える力」
を持つことの大切さを感じている親御さんも多いのではないでしょうか。
みなさんは『レジリエンス』という言葉を聞いたことがありますか?
レジリエンスとは、心の回復力のことで、
簡単に言うと、
壁に当たったときにも立ち直れる力のことです。
レジリエンスが高い子どもは、
勉強でも運動でも、少しうまくいかなくても諦めることなく努力を続けることができます。
努力を続けることができるので、結果的に多くの成功を手にすることができます。
一方、レジリエンスが低い子供は、
「何をやってもだめだ…。」
という思いが強く、少しつまづいてしまうだけで諦めてしまいやすくなります。
挑戦回数が少なくなるので、成功体験を得られません。
レジリエンスが高い子と低い子
どちらが将来成功するかは明らかです。
そして、このレジリエンスは後天的に筋肉のように鍛えることができると言われています。
それが『心の4つの筋肉(レジリエンス・マッスル)』というプログラムです。
そこで今回は、レジリエンスを鍛える
『心の4つの筋肉(レジリエンス・マッスル)』についてご紹介していきます。
心の4つの筋肉(レジリエンスマッスル)とは
レジリエンス教育でいわれている「4つの筋肉(レジリエンスマッスル)」とは次の通りです。
「I am」(私は〜である)
「I can」(私は〜ができる)
「I have」(私は〜をもっている)
「I like」(私は〜が好きだ)
この4つの心の筋肉が育っていくと、レジリエンスが高まるといわれています。
では、それぞれ見ていきましょう。
「I am」(私は〜である)
自分の強みも弱みも認められることができること。(自尊感情、自己肯定感)
自分はどういう存在なのかを考えましょう。
考えるときには、自分の長所や自信を感じるところを言葉に表します。
自分の強みを言語化して自分で見ることで、レジリエンスが高まります。
「やさしい」
「集中力がある」
「負けず嫌い」
など、自分で考えたり、家族や友達に聞いてみるとその子の長所や強みが言葉で表すことができます。
「I can」(私は〜ができる)
自分ができることを見つけてみましょう。(自己効力)
できることと聞くと、得意なことじゃないとダメだと思ってしまう子が多いかもしれませんが、
そんなことはありません。
「好き嫌いなくなんでも食べられる」
「ペットの面倒をみることができる」
「朝一人で起きられる」
など、子どもでも自分が「〜できる」と言えることはたくさんあります。
そんな「できること」をひとつずつ、一緒に考えてあげましょう。
そうすることで、「自分にはこれだけのことができるんだ」と自信をもつことができます。
中々、思い浮かばないときには、過去の自分と比べるとたくさん出てきます。
「去年と比べて忘れ物が少なくなった」
「去年と比べて割り算ができるようになった」
「去年と比べて自転車に乗れるようになった」などです。
少し大人が手助けをして引き出してあげましょう。
「I have」(私は〜をもっている)
自分が持っているものを見つけてみましょう。
「サンタさんからもらったいぐるみ」
「お小遣いを貯めて買ったゲームソフト」
など身の回りにはたくさんの思い出深いモノがあるはずです。
それらを書き出しましょう。
モノでなくても大丈夫です。
「料理が上手なお母さん」
「頼りになるお父さん」
など自分の周りにいる人もここに入ります。
「自分の周りにはこんなにも味方が多いんだ」と感じられると、
安心して物事に挑戦することができます。
「I like」(私は〜が好きだ)
好きなものや好きなことがあるといえることを見つけましょう。(ポジティブ感情)
お絵描き、サッカー、本、ダンス、歌、走ること…など、
得意なことでも、できることでもなく、
ただ『好き』だと言えるものを子どもと一緒に挙げていきましょう。
家族旅行した場所や、ガンダムやレゴ。K-POPでもいいですよね。
好きなものを思い浮かべてポジティブな感情が積み重なると、ドーパミンという脳内ホルモンが分泌されます。
『自分の長所と短所言ってください』と言われてもすぐに思い浮かばないように、
アイハブ、アイキャン、アイアム、アイライクもなかなか自分からは出てこないかもしれません。
だからこそ、日頃から家庭で声掛けをしてあげて、
子どもに自分自身のいいところを気付かせてあげたり、
伝え続けて刷り込んでいってあげることは、心を強くする上でとても大事なことです。
悩んでネガティブになりがちなときでも
・自分には困難を乗り越えた経験がある
・大切な家族や友達もいる
・大切なものや楽しかった思い出もある
・他の人とは違う自分の強みがある
そんな思考を持つ子どもに成長してほしいですね。
「 I am 」「 I can 」 「 I have 」 「 I like 」
繰り返し鍛えて、
ポジティブな自分の基盤をもつサポートをしていきましょう。