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こんにちは!
Oliver kids のコラムをご覧くださり、ありがとうございます。
子どもの「強み」は何でしょうか?
そう聞かれてパッと答えられる人は少ないのではないでしょうか。
ほとんどの子どもは、自分で自分の強みに気づくことはできません。
だから身近な存在である親が強みを見つけて、言葉で伝えてあげることが大切です。
では、強みを見極めるにはどうすればよいのでしょうか。
強みとは、言い換えれば「人とは違う部分」です。
身体的な特徴、性格、関心・興味などの部分で
人と違う部分を見つけることが大切な一歩になります。
内容によっては「これはむしろ弱みじゃないかな」
と思えるようなことも出てくるかもしれません。
ですがそれは、裏返すと強みになることです。
子どもの強みはどうやって見つける?
強みを見つけるには、まずは子どもの様子を観察することから始まります。
また、じっくりと子供を観察するほかにも、
周囲からの声掛けに耳を傾けるなどのさまざまな方法があります。
今回は、子どもの強みはどうやって見つける3つの方法をご紹介します。
①1人で遊ぶ様子を観察する
子どもが1人で遊んでいる様子をじっくり観察することは、強みを発見する方法の1つです。
⚫︎外で木登りをしている時にたくさん失敗したり、擦り傷を作ったりしてる!
⇨チャレンジャー、やってみる力がある。たくましさがある。
⚫︎砂場にいくとパパやママの声も全く聞こえない様子でずっと遊んでいる
⇨集中力がある、探求心が強い、考える力がある。
1人で遊ぶときには、絵を描く子もいれば外で走り回る子もいます。
“その子らしさ”が強みとして活かせる場面であれば、
「今日も、たくさんチャレンジして格好良かったよ」
「今日は、15分も集中して砂場で遊んでいたね」
などと本人に伝えてあげられると、本人も自分の強みを理解していき、
さらにそこが伸びていくきっかけにつながると思います。
➁友達と遊ぶ様子を観察する
友達と遊ぶ様子を観察することは、子どもの性格や身体能力的な強みが見えてくる方法の1つです。
⚫︎初めて会った子とも臆せず一緒に遊ぶ!
⇨協調性がある、周囲を巻き込むのが得意。多様性を受け入れられる。
⚫︎みんなが遊んでいるところを慎重に眺めている
⇨冷静、入念に準備する、落ち着いている
など、きっと何か見えてくるものがあるはずです。
周囲とどのように関わるかが分かり、「思いやりのある行動をとる」「動作が俊敏」
などの特徴も見えやすいでしょう。
③周囲の声を参考にする
強みを見つけるときには周囲の声も参考になります。
学校の先生や習い事の先生、ママ友などから
「◯◯君は負けず嫌いで、強いね」
「○○ちゃんは手先が器用ですね」
などと言われる言葉は、子どもの強みです。
他者から褒められると、子どもは自分の強みへの自信を深め、
その部分がさらに大きく伸びていきます。
子どもの頃に言われた「何気ない褒め言葉」は印象深く残るものなのです。
こうした周囲の声に耳を傾けてみるのも良いでしょう。
私の息子は、幼い頃から、本を読みだすと周囲の声が全く届かなくなる子でした。
低学年の授業参観では、先生に指摘されても気が付かず、
授業に参加せず本を読んでいるということもありました。
親からすると、「どうしたらいいの」と思ったりもしましたが、
幸いにも当時の担任の先生がこれを「良し」としてくれる方でした。
6年生になった今は、学校生活では改善したものの、自宅では相変わらずです。
ですが、私は、これが息子の「強み」だと思っています。
子どもの強みを見極めて、良い面を伸ばす子育てを実践すると、
子どもの目の輝きが変わってきます。
自己肯定感が高まり、物事に対して積極的な態度が身についていきます。
子どもの良い面を伸ばすことよりも、悪い面を改善することに
躍起になりがちですが、弱みばかりつついていると、
その裏にある「強み」も小さくなってしまうのです。
どの子にもキラリと光る強みが備わっています。
自分の強みへの自信を深め、その部分をさらに大きく伸びていってほしいですね。
みなさまのご参考になれば嬉しいです。