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こんにちは!
Oliver kids のコラムをご覧くださり、ありがとうございます。
子育てをしていると、
「子どもはほめて育てましょう」
「ほめることで、子供は自信を育み自己肯定感を育てる」
というキーワードをよく耳にしますよね。
一方で
「あまり褒めるのもよくない。」
と言う、こんな正反対の意見に出合うことがあります。
一体どちらが正しいのでしょう?
昨今の研究が示すのは、「ほめ方」に少し気を配るのがいいということ。
子どもを伸ばすほめ方と、そうでないほめ方があるのです。
「ほめ方」によって、確かにその子の成長のサポートにもなりますし、反対に、伸びる妨げにもなり得ます。
では今回は、どんな「ほめ方」がNGなのかについてご紹介します。
みなさまのご参考になれば嬉しいです。
子どもの褒め方NG例
①他人と比較して褒める
ほめる時に、
「○○ちゃんに勝つなんてすごいじゃない!」
「お兄ちゃんは勉強できないけど、妹のあなたはよくできるね」
というように、他の誰かと比べてほめるのはやめましょう。
これだと、比較の対象にされた相手を見下すようになる可能性があります。
勝ち負けの世界は、勝ったり負けたりを繰り返すもの。
もちろん切磋琢磨できるライバルがいることで、より努力することもありますし、
そのような環境も大切です。
ですが、いつも勝てるわけではないですし、またどんなに勝ったとしても、常に上には上がいます。
他人に勝つことがやる気の源になってしまっては、負けた時点でやる気を失ってしまいます。
「前回より何点もアップしたね」
「去年は忘れ物が多かったのに、今年は数が減ったね」
などと、以前の自分と比べる言葉をかけてあげましょう。
➁結果にこだわりすぎる
テストで100点を取ってきた。試合に勝ってきた。
このようなお子さんの成果を見ると、ついついいっぱいほめてあげたくなりますよね^^
お子さんが頑張ってきたとき、ほめることは大切なことです。
ですが、
「また100点!さすがだね」
「勝ててすごいね」
など、点数や結果にこだわったほめ方をしていると、
お子さんも「結果がすべて」「よい結果を出したから親に認めてもらえたんだ」
と思ってしまいます。
結果にこだわりすぎるのではなく、
「いいチャレンジだったよ」
「頑張っている姿が素敵だったよ」
など過程や努力をほめるようにしましょう。
このように、過程や努力をほめてもらえると、
「親は見てくれている。」
「自分のことをいつも見守ってくれている」
と感じることができ、親の愛情を実感できるようになります。
③ほめたあとでさらに求める
例えば、みなさんは、「算数のテストがんばったね」とほめたあとで、
「もっとがんばれば、もっといい点が取れるよ」
「次は漢字もがんばろう」などと言っていませんか?
これだと、お子さんは「ほめられた」と感じるよりも、
「まだ不十分だ。もっとがんばれ」と言われたように感じてしまいます。
ついつい欲を出してこのようなことを言わないで、ほめたままで終わったほうがいいですよね^^
そうすれば、子どもは「ほめられた」と感じることができて、うれしくなります。
それによって、自然に「次はもっとがんばろう」「今度はこれもがんばってみよう」という意欲がわいてきます。
子どもをほめる場面は、実は生活のさまざまなところに潜んでいます。
ほめるという行為は、お子さんの成長に欠かせません。
NGワードを気にしすぎて、親子の会話が減ってしまうのもよくありませんので、
頭の隅にNGワードをメモして気をつけながらも、親子でたくさんしゃべってくださいね^^