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こんにちは!
Oliver kids のコラムをご覧くださり、ありがとうございます。
我が子はとても大切な存在ですよね。
そのため、「失敗=子どもが悲しむ体験」と考え、
お子様から失敗を遠ざけてしまった経験のあるパパママも多いのではないでしょうか。
子どもが失敗して困ることがないよう、子どもにとっての障害を先回りして片付けたり、
子どもへ過度に手出し・口出ししたりすることは【先回り育児】と呼ばれます。
私自身、子育てをしている母親として自分がどうかと考えると、
失敗が大切なことは分かっているつもりではあるけれど、
見守るのは難しいということを感じています。
例えば、忘れ物について。
事前に忘れ物をしていることが分かっていても
「成長の機会」「忘れても自分の責任」と思い、そのままにしていることもあります。
陸上部の息子。
夏休みの部活に体操服を忘れて出発・・・
学校に到着してから気が付き、結果、制服で部活を行ったそうです。
一方で新学期初日に名札を忘れて出ていく息子。
走って追いかけてしまいました・・・・
意外とやってしまう先回り育児
子どもの失敗を避ける【先回り育児】は、
過保護な行動をイメージするかたも多いかもしれません。
ですが、実は無意識にしている行動の中にも先回りになっていることがあるかもしれません。
・「そっちは危ないよ。こっちにしよう」
・「熱いから、お水飲んで」
・「そうじゃない」と、遊びや勉強に口を出す
・「そのおもちゃよりこっとがいいんじゃない?」
何気なくやっているかたも多いのではないでしょうか?
実は、これも先回り育児です。
失敗をたくさんするべき理由
成功する道を歩ませようとする先回り育児は、
一見子ども思いの行動に思えるかもしれません。
なぜ子どもに失敗させまいとすることがよくないのでしょうか?
失敗の経験から子どもは多くのことを学び、
たくましさを身につけていくからです。
失敗をすることで、
「次はどうすればいいかな?」
「こうすれば成功するかもしれない!」
といったイメージが生まれやすくなります。
失敗をしない人生はないので、失敗体験を重ね、
失敗時に適切な対応がとれるようになってほしいですよね。
先回り育児をしないためには・・・
失敗させないように先回り育児をやめるというのは、
子どもを助けてはいけないということではありません。
先回りせず、子どもが何かしらのアクションをするまで待ってみましょう。
例えば忘れ物。
忘れ物が続けば学校から注意されるかもしれません。
そんな時子供から相談があれば、アドバイスをしたり一緒に考えてあげましょう。
困る前に助けるのではなく、困った後に助けることが大切です。
もし自分から言い出せないお子様なら、
「困っていることがあれば助けるから相談してね」
と声を掛けておくことがおすすめです。
あとはぐっとこらえて待ちましょう。
親が子供の失敗する機会を奪うのは、
学びのチャンスを子供から奪ってしまうことになります。
可愛い我が子ですが、いつまでも親がそばで見ていることができません。
年を重ねて色々な問題にぶつかった時にも、
それまでに「失敗したらそこから学ぶ」という経験が体中に染み込んでいたら、
心が折れることもないはずです。
失敗から二度と立ち直れなくなってしまうことではなく、
失敗したら「どうやり直そうかな」と思えるように。
日々のつまずきが、子どもの成長の糧となるようにしていきましょう。