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こんにちは!
Oliver Kidsのコラムをご覧いただき、ありがとうございます。
季節のはざまに起きる、“冷房スイッチ”問題
梅雨が明けそうで明けない、そんなこの時期。
日中は真夏のような陽射しでも、朝晩は少し肌寒い。
冷房を入れるか入れないか
その判断、実は毎年ちょっとした“家庭内バトル”の火種になりがちだったりしませんか?
その原因は、気温でも湿度でもなく、「体感温度」の違い。
ひとつ屋根の下でも、気温の感じ方は人それぞれですよね。
子どもは“全力で遊ぶ”体質。そりゃ暑いよね
子どもたちは基本、じっとしていません。
朝から走る・飛ぶ・笑う・しゃべる・また走る。
しかも汗腺が元気なので、少し動いただけでもすぐに顔は真っ赤、Tシャツは汗びっしょり。
そんな状態で家に帰れば、当然こうなります。
「ねえ、冷房つけていい?」
「今すぐ、今すぐつけて〜!」
リモコンに手を伸ばすスピードも、まるで競技のよう。
水筒の麦茶をごくごく飲みながら、扇風機の前で髪をなびかせて「ア〜〜〜」と声を出す、夏の風物詩。
パパは“暑がり率”高め?意外と子ども寄り
多くの家庭で聞かれる「パパは暑がり問題」。
家に帰るなり「暑いな〜」とエアコンON、設定温度は迷いなく26度。
しかもTシャツ+短パンスタイルで、ひとりだけ“真夏仕様”をキメていることも。
子どもと同じく、体が熱をためやすい体質や、筋肉量・代謝の関係で暑がり傾向にある人も多いよう。
リモコンの主導権を握っているパパと、冷えに敏感なママとのあいだで、
温度調整バトルが起きるのは、もはや定番の構図です。
ママは“冷え”との戦い中。靴下が夏の味方?
一方で、冷房の風に敏感なママたちはというと
リビングで冷房を入れた瞬間、「なんか足元が冷えてきたかも?」とひざ掛けを出し、
気づけば靴下を履いていることも。
日中は暑いからと冷房を入れたのに、
夕方には冷えすぎてのどの乾燥や頭痛が…なんて声もよく聞きます。
加えて、「子どもの寝冷え」が気になるママは、
夜間の温度設定に人一倍気を配る存在でもあります。
「朝起きたら子どもがタオルケットをけっとばしててびっくり」
「冷房が直接当たらない位置に布団を動かすのが、もう夏のルーティン」
…そんな静かな気遣いも、ママの“冷房調整力”のひとつです。
夜の寝室、快適温度って永遠のテーマ
夜になると、体感温度のズレはさらに顕著に。
パパと子どもは「ちょうどいい〜」とぐっすり寝ているのに、ママだけ足が冷えて眠れない…。
逆に、冷房を弱めたら今度は「暑くて起きた〜」と子どもが寝汗でグッショリ。
“快適な室温”は人によってこんなにも違うんだ…と、思い知らされる時間です。
最近では
「冷房+扇風機のサーキュレーター」
「寝る1時間前だけ冷房ON」
「氷枕でひんやり対策」
など、工夫をこらす家庭も増えています。
でもやっぱり、「家族全員がちょうどいい」をピタッと実現するのは、なかなか至難の業です。
小さな違いを知ることは、家族を知ること
それでも、感じ方が違うからこそわかることもあります。
「この子、前より暑がりになったな」
「去年より冷えに敏感になったかも」
そんな体の変化に、季節の変わり目がそっと教えてくれることもあるのです。
“冷房の温度設定”という名の小さな攻防戦。
実はそれも、家族が同じ空間で過ごしているからこそ起きる、あたたかなやりとりのひとつなのかもしれません。
☑ 最後にちょこっとまとめ
「暑い・寒い」は、人によってこんなに違う
子ども&パパ:暑がり寄り
ママ:冷えに敏感な人が多い傾向
「ちょうどいい」は、目指すけれど完璧じゃなくていい
小さなズレを調整し合うのも、“家族の季節行事”のひとつ