こんにちは!
Oliver kids のコラムをご覧くださり、ありがとうございます。
すっかり秋らしい気候になりました。
しかし一日の温度差が激しく、
夏の疲れも出て体調を崩しやすい季節ですね。
季節の変わり目は、全般的に真夏や真冬よりも
大人でも体温調節が乱れて風邪をひきやすいといわれています。
体温調節が未熟な子どもの場合は、
特に気をつけてあげたいものですね。
本日は、【秋の体調管理】と【かかりやすい病気】
についてご紹介します。
みなさまのご参考になれば嬉しいです。
秋の体調管理
衣類
子どもの厚着による温めすぎは肌トラブルの原因となってしまいます。
走り回った後や暖かい室内、日中など、暖かい場所では
すぐに脱いで体温調節ができる服を重ね着しましょう。
また、汗をまめに拭く、遊んだ後は着替えるようにすると
良いですね^^
子どもに冷え性はありませんので、
「寒くないかしら?」よりも「暑くないかしら?」
を気にするようにしてあげてくださいね。
保湿
これから肌が乾燥しやすい時期です。
秋の花粉で軽いアレルギーも出やすいですよね。
保湿をすることで、肌の水分を保ち
バリア機能を向上させることができます。
朝とお風呂あがり、乾燥する季節はさらに日中1~2回、
全身に保湿剤を塗りましょう。
食事
体を温める食事をとりましょう
・体を温める食材:ねぎ、たまねぎ、かぶ、かぼちゃ、人参
・体温を維持する食材:炭水化物(米、パン、麺)に含まれる糖質が
体温維持に役立ちます。
うどんやスープに体を温める食材を加えると
体がポカポカになりますよ。
身体の中から温かくして冬を元気に迎えましょう。
寒い時期にかかりやすい病気をチェック!
冬は乾燥と気温の低さで体調を崩しやすい時期です。
生活のなかで気をつけるポイントと、
インフルエンザやウイルス性胃腸炎など、
代表的な冬の病気について知っておきましょう。
冬の生活で気をつけること
1・湿度の調節
暖房などで室内は乾燥しやすくなっています。
インフルエンザウイルスなど冬の感染症ウイルスは
乾燥した環境で増殖するので、
加湿器などで室内が乾燥しすぎないよう工夫をしましょう。
2・こまめな手洗い
外出から帰ったら必ず手洗いをしましょう。
感染症を家庭内に持ちこまないよう気をつけたいですね。
代表的な冬の病気
インフルエンザ
38~40℃の高熱と、咳や鼻水、下痢などの症状がみられます。
発症初期は風邪と見分けがつきませんし、
インフルエンザであっても、鼻水などで診断する迅速検査は
陽性にならないことも多いです。
全身状態をよくみて、急いで受診するべきかを決めましょう。
子どもは脳症や心筋炎などの合併症がおこりやすいので要注意です。
嘔吐やけいれん、意識レベルの低下、異常な興奮、
ぐったりとして顔色が悪いなどの症状がみられたら、
すぐに病院に行きましょう。
ウイルス性胃腸炎
ウイルス性胃腸炎とはウイルスに感染して
胃や腸に炎症を起こす「おなかの風邪」です。
代表的なものに以下の3つがあります。
1・ロタウイルス
下痢便が白っぽい色になるのが特徴。
重い脱水症やけいれんを起こすことも。
2・ノロウイルス
嘔吐や下痢、発熱が特徴。
カキやあさりなどの二枚貝からの感染が有名ですが、
その他の食品からも感染します。
3・腸管アデノウイルス
下痢便が白っぽくなることがあります。
症状は嘔吐と下痢。
発熱は少なく、ほかのウイルスより比較的軽症で済む場合も。
下痢、嘔吐など赤ちゃんや小さな子どもにはつらい症状です。
軽い下痢だけで食事や水分がしっかりとれて元気なら、
家庭で安静にして回復を待ってもいいでしょう。
もしも、嘔吐や下痢が続いたり、ほかの症状もみられたら、
重症化の可能性や胃腸炎以外の病気の可能性も。
昼間のうちに受診しておきましょう。
水分があまりとれずおしっこが長時間出ない、
意識がぼんやりしている、おなかを痛がり眠れない、
血便が出たなどの場合は夜間でも救急を受診しましょう。
寒さや暑さが和らぎ、ちょっと油断しがちな季節の変わり目ですが、
特に小さな子どものこの季節の体調管理は難しいです。
こまめに子どもの様子をチェックして、
体温を調節してあげることで、
子どもの体調管理をしてあげましょう。