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こんにちは!
Oliver kids のコラムをご覧くださり、ありがとうございます。
「VUCA時代」という言葉をご存じですか?
「VUCA」は「ブーカ」と読み、以下の4つの単語の頭文字を合わせて作られた言葉で、
近年においては現代社会の状況を表す意味でも用いられます。
V= Volatility(不安定)
U= Uncertainty(不確実)
C= Complexity(複雑)
A= Ambiguity(曖昧)
VUCAとは、あらゆる事柄において未来を見通しにくくなった現代社会の状況のことで、
ビジネスや教育の現場でも広く用いられつつあります。
お子さまの教育や将来に、VUCA時代がどう影響するのか。
イメージが湧かず、疑問に感じるパパママも多いかもしれません。
我が子に幸せになってほしいということは、常に思っていることですよね^^
私たち親はどんな子育てをしたらよいのでしょう?
これまでと同じやり方でよいのでしょうか?
VUCA時代に求められる教育と人材
子どもたちが社会に出る10年後、20年後は
今よりさらに変動性が激しく複雑な社会になっていると考えられます。
そう考えると、今親世代の私たちの子育ての目標は、
・子どもを有名大学に入れる
・大手企業に就職させる
これらのことで終わりではなく、
・子どもを自立した大人
に育てることが大切です。
本日は、VUCA時代を生き抜くために子どもが身につけておきたいスキルを2つご紹介します。
①適切な情報収集するスキル
近年、早ければ小学生からスマホを持ち、
誰でも大量の情報に触れることが可能な時代になりました。
しかし、その大量の情報の海には、一見真実のように見えて、
実は誤った情報がループしている罠が潜んでいるかもしれません。
「新型コロナウイルス」や「米不足」等、
飛び交う大量の情報に心を乱され、
誤った情報に多くの人たちが影響される「インフォデミック」も起こりました。
このような事態に陥らないようにするために、
・情報を鵜呑みにせず、常に「なぜ?」「本当?」と問いかける習慣を身につける
・情報源が信頼できるか、その情報が裏付けられているかを確認する
子どもと一緒に考え、習慣化していくことができれば、
正確な判断をすることができるようになっていくことが期待できます。
②突き抜けた力を育てる
インターネットなどの発達、ChatGPTなどのAIの発達によって、
誰でも必要な知識や情報を手に入れることができるようになりました。
以前に比べ、知識を得るだけの学びはそれほど重要ではなくなってきているのではないでしょうか。
私自身も漢字や英単語、日本地図や歴史など
「机に向かってひたすら暗記する」という勉強をずっとやってきました。
ですが、子育てをする中で時代の変化を肌で感じています。
これからの社会においては、知識を得るだけではなく、
・これをやらせれば誰にも負けない
と言う、突き抜けた何かを持つということはますます重要になってきます。
これからの子育てではぜひ、子どもの個性や才能を生かせる道を探りましょう。
自分はどんなことが好きなのか、興味があるのか知ることは将来につながる大事なことです。
・電車が好きで路線図を全て知っている
・ダンスが好きで四六時中踊っている
・真面目で何事にも熱心に打ち込める
・周りの状況をよく見て、行動ができる
自分では無理をしなくても自然とできている
「好き」や「強み」を育てていくことができたら素敵ですよね。
子どもは親の背中を見て育ちます。
「子どもの好きを大切にしたい」「強みを伸ばしてほしい」と思っているならば、
まずは私たち親自身が「自分の好きなこと」「強み」を大切にしている姿を見せましょう。
好きな読書に没頭する姿や、趣味を楽しんでいる姿を見て、
子どもは「好きなものがあるのは大切なことだ」と、感覚で学びます。
どんな言葉がけよりも、子供たちの「好き」を大切にする一番効果的な方法なのではないでしょうか。
いかがだったでしょうか。
変化が早い現代社会。
その未来がどのようなものなのかは、誰にも予測ができなくなってきています。
VUCA時代に適応するためにも、
情報を理解し選び取る力や、個々の個性や才能を活かせる力を身に付けることは重要です。
「好き」や「人よりちょっと得意なこと」、「周りの人に褒めてもらえること」など、
小さなことでも自分の長所を大切にしていけば、自然と自分の武器になっていくのではないでしょうか。
これからの時代、子どもたちが自由に自分らしく生きていけると良いですね。