こんにちは!
Oliver kids のコラムをご覧くださり、ありがとうございます。
忙しいパパママの代わりに、
子どもを預かってくれる学童保育。
便利なサービスですが、
学童保育には公立と民間の2種類があり、
どちらを利用すれば良いのかと
迷っている方も多いのではないでしょうか。
これから学童保育をご検討されていらっしゃるみなさまに、
お子さまに適した学童保育の選び方についてご紹介します。
学童施設の種類
学童保育には大きく以下の2つがあります。
・公営公設学童保育
・民間学童
公営公設学童保育
公営公設学童保育(公設学童)は
地方自治体などが運営主体となっている学童保育です。
公設学童の施設は主に小学校の敷地内に併設されていたり、
近隣の児童館などの公営施設などに設置されていたりします。
一般的に公設学童保育には
所得や就労状況などの入所基準があり、
これらを満たさないご家庭の場合は入所が制限されるほか、
申し込みの際にこれらの審査が必要になります。
例えば、保護者が就労している場合でも、
就労形態が在宅勤務(リモートワーク)の場合や、
産休・育休の期間中の場合、
夏休みなどの短期間の利用などでは
入所基準を満たすことができず、
入所ができないというケースもあります。
公立学童のメリット
・税金が運営されているので費用が安い
(個人負担なし~上限1万円くらいまで。)
・学校や児童館の運動場や体育館などの施設を利用できる
・近隣の公立小学校のスケジュールの対応している
(運動会翌日の代休日の運営など)
・小学校の友達と遊べる
・学校から近い
公立学童のデメリット
・お預かり時間が短い
・施設自体は広いが、子ども一人当たりのスペースは狭い
・学習習慣が身につかない
(一般的に宿題のサポートや習い事のサポートなどはない)
・多くの時間は自由に遊ぶだけの時間
・公営施設のため通常日曜日や祝祭日はお休み
・大人数を限られた大人で見守っているので、目が行き届かない
・習い事に途中抜けをしたりすることはできない
・施設自体が学校近隣になるため、
車での送迎などのサポートはない
・お迎えに便利な地域外の公設学童に通う、
のように場所を選択することなどはできない
・対象は小学校4年生まで
民間学童
民間学童は一般企業やNPO法人などが運営主体
となっている学童保育です。
最近では、習い事や塾が、
学童を実施しているところも増えてきました。
民間学童の施設の場所はさまざまで、
いろいろな地域からの入所ができるため、
他の小学校の子どもたちとの交流ができる
という特徴があります。
入所基準も施設ごとに自由に定められており、
多くは専業主婦やパートタイムの方、
夜遅くまでのお預かりなど柔軟に
利用できるような基準が設けられています。
また、公設学童との併用も可能なため、
特定の期間や曜日だけ民間学童に通う
という利用方法をされる方も可能です。
民間学童での学習については、
定員を設けることでよりきめ細やかな支援が行えるようにしたり、
英会話や音楽、習い事のプログラムを設けて
学習指導を充実したりすることで
児童の教育、成長をサポートするものもあります。
民間学童のメリット
・夜8-9時まで遅くまで営業しているところが多い
・土曜・日曜・祝日も預かってくれるところもある
・施設自体は広くはないが、子どもが快適に過ごせる
・子ども一人ひとりの目が行き届くスタッフがいる
・様々な教育や習い事を提供しているところが多い
・普段の宿題のフォローは当たり前に行われている
・夕食の提供がある
・他の習い事抜けが可能
・私立や国立小学校の特別スケジュールに対応しているところもある
民間学童のデメリット
・料金が高い(例:週5で5万円~15万円。)
・民間学童に入ったものの、子どもや家庭の状況にあっていない
・民間学童施設によって、営業時間や提供サービス、
スタッフの質も全く違うので、事前に細かく確認する必要がある
・人気の施設は満席になるため、早めの情報収集が必要
・施設が学校から遠い場所にある場合が多い
公立学童 or 民間学童の選び方
公立学童お勧めの方
【夜6時までに迎えに行ける方】
次の点も検討の視野にいれましょう。
・子どもが大規模な施設で馴染むのか?
・夜に家庭で宿題などの勉強のフォローができるのか?
・子どもがやりたい習い事は平日にないのか?
【自宅近隣に祖父母がいて面倒を見てくれる】
【馴染みのベビーシッターがいる】
・公立学童+習い事+ベビーシッター利用 vs 民間学童利用
のトータル費用を計算し、公立学童を使うメリットが
あるかどうか検討されることをおすすめします。
民間学童お勧めの方
【仕事が長時間勤務、または不規則勤務】
急なお迎えや、
その後の自宅ではベビーシッター等で対応するのであれば、
結果として民間学童を最初から利用している方が安く、
しかも日々のストレスもありません。
またご自身に代わって、
宿題などの勉強のフォローを常にしてくれる存在も必要です。
【子どもが国立小学校または私立小学校に進学する】
公立学童は、近隣の小学校のスケジュールに対応しているため、
運動会の振替日や創立記念日等
他の方法で子どもを一日預かってもらう必要があります。
【放課後の時間を有意義に過ごさせてあげたい】
まずは近隣の民間学童保育の教育サービスの確認と費用、
体験イベント等に参加しましょう。
また、他の専門の習い事教室の費用と
ベビーシッター等を利用した場合の送迎サービス含めて、
どちらがいいのかを検討されることをおすすめします。
まとめ
1年生から6年生まで、
保護者のお仕事が終わるまでの時間を計算すると
1日4時間、月20日換算(夏休み等の長期休暇期間を除く)で
合計「5,760時間」の時間を使うことになります。
この5,760時間をより良い形で過ごすには
どのような方法がよいのでしょうか。
学童は、仕事を頑張るパパとママが、
いわゆる「小一の壁」を突破するために
サポートをしてくれる場所です。
子どもにとっても、放課後を安心・安全に過ごす、
毎日の「生活の場」であり、
さまざまな体験・活動を深める場所でもあります。
子どもが過ごす、5,760時間という長い放課後を、
より安全で豊かなものにしたい。
その想いは、民間学童も公設学童も同じです。
自由遊び・安全性・低コストを重要視するならば、公設学童
学び・アクティビティ・付加サービスを重視するならば、民間学童
というのがザックリとした双方の選択ポイントと考えます。
学童保育をお選びになる際は
ご自身のお子さまの視点に立って、
実際に説明会などにご参加してみて、
お子さまと一緒に体験した上で、
これらの違いについてもぜひ比較してみてください。
お子さんとその保護者の方、双方にとって
最高の学童を選び、
満足の小学校生活6年間にしたいですね。
みなさまのご参考になれば嬉しいです。